十日町市で行われた新潟県総合防災訓練に出展してきました。十日町市は中越地震で大きな被害を受けた場所のひとつです。そのときの経験を生かそうと、地域住民の方々と自衛隊や消防・医療・通信・自治体などが連携を深める為にリアルに近い形の訓練が進められていました。
災害避難時に必要となる食・水・場所・情報の確保、あるいは企業や自治体が策定するBCP(災害時の事業継続計画)など、いずれの場合もトイレについての検討は充分とはいえないのが現状です。災害時のトイレ確保は水や食料の確保と同等あるいはそれ以上に切迫した問題として眼前に現れます。ぜひ真剣にこの問題に取り組んで欲しい、場合によってはトイレに特化した訓練があってもいい。そんな思いを抱いた一日となりました。
日本各地で災害時に起こりうるトイレの問題に対して詳しく検討されています。その中のひとつ。
「災害時のトイレ対策」研究報告書 平成18年5月 足柄上地区浄化槽対策連絡協議会
http://www14.ocn.ne.jp/~kamijoh/saigaihoukoku.pdf
(ただしマンホールトイレの有用性については疑問が残ります。液状化によるマンホールの隆起や断水による下水の詰まり、特定経路に汚物が集中することによる事後処理の大変さなど問題を挙げればきりがありません)
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